ダダダダ

あれ、ダダダダぁーと、それであれがこれでな!でこうよ。

帰らぬ日

自他共に認めるヲッサンkuroです。

 

ヲッサンが百合小説を読んで悪いかっ!イエNOです!良いです!大好きです百合。

とてもキレイなんですよね~情景や行動がとてもキレイなんですよ百合って。

芸術ですよね。

百合=女子VS女子の恋愛もの

もう遠い過去の記憶になりつつある淡くて切ない恋

そんな動物学的に間違っている異型の恋にヲッサンがドキドキして良いだろうー!

そんな脳内でメチャクチャ自分自身を説得し、友人に勧められたので買いに行きました。

 

街の書店へGO

 

え?と思われるかも知れません。

「アマゾンで買えよ」とか「電子書籍で良くね?」とか、そんな現代に流されまくっている皆さんは忘れているんですよ。

 表紙絵で感動して

 題名で想像して

 購入して自分のものにする喜び

そしてこの本も表紙絵と題名で全てが想像出来るほどの圧倒的なものを感じました。

「帰らぬ日」

この一言だけで「過去の思い出」と想像出来ます。

この一言だけで「過去にキラキラした思い出があるのだな」と想像出来ます。

この一言だけで「あぁハッピーエンドでは無いのだな」と心が切なくなります。

そしてとても素敵な表紙絵の可憐な和服の女性

手に持つエメラルドグリーンの石を送った可憐な和服の女性を思って書き綴られる「帰らぬ日」は、たった4文字の羅列が華やかに光り輝きます。

 

名だたる名文達は最初の書き出しの記載がとても印象的です。

ただこの本は短編集なので正直タイトルで一気に持っていく必要がある。

そして「帰らぬ日」

恐ろしいですね。タイトル、題目ってとても大事だなぁと思いました。

 

私も駄文を書くのですが、タイトルは絶対に「無題」にしておきます。

正直タイトルだけ決められず一ヶ月ぐらい悩むことがあります。

素直に出せないんですよね。

ネタバレになって良いのか?キャッチーなタイトルなのか?全てを包み込むような一文になっているか?

これだけストレートに短く、そして鮮明で切なくなるタイトルをズバッと決められるだけでも素晴らしい才能ですよねぇ。

この表紙絵と題目でビビッと来たヒトは読んでも後悔はしないと思います。

タイトルと絵が自分自身が最初に感じたイメージと同じなのか?まったく違っていたのか?答え合わせをするだけでも読む価値がある。

そしてこの本がまだ同性愛に理解がなかった約100年前に書かれた本だということを知ったうえで読むべきです(私は後で知った)。

 

100年前の禁断の恋がどういう形で「帰らぬ日」になるのか?

気になる方はオススメです。