『伊豫水軍』というところで鯛めしを頂きました!
見ただけで美味しそうですよね。
お子様にはちょっとハードルが高いのですが、食べざかりの若者、中高年の方かなりの範囲を満足させられる味、量です。
もちろんウマぃ!
炊き込みごはんのベースが多分ですが「タコの煮付けた出汁」を使用していてタコ味なゴハンの上に大量の鯛が乗っけられていて物凄い味のハーモニーと食感が味わえます。
『食感』って言葉を使ったので私の持論を展開すると
私の好きな食べ物は大体「食感が複数ある」なんですよね。
大体は2つなのですが、3つあると「これはうまい!」という認識になるみたいなことをこの頃気が付きました。
マルセイバターサンド=バターとクッキーとレーズン
こごめ大福=餅とアンコと粒アン
そんな感じなので、この鯛めしは「ゴハンと鯛とカリカリの鯛皮」
このハーモニーが最高でした!
ただ、この鯛めしの感動を残す為に書き記したい訳ではないのです。
私がむさ苦しい男子3人でこの鯛めしをワイワイ食べていた時に、隣の席に家族で来ていた女性が気になって気になって仕方なかったんですよね。
動作が物凄くキレイで流れるような動きをします。
うまく説明出来ないのですが「寄り添って助ける」みたいな雰囲気なんです。
パーティー編成でヒーラがこんな雰囲気だったら絶対即決で入れる!って思わせる雰囲気なんです。
わかりずらい・・・
白髪で杖が必要な高齢夫婦と、太り気味でファッションってなに?みたいな黒Tシャツの旦那さん(たぶん)そして私が気になる質素なメガネ女性(ヒーラ)
その4人で上記した鯛めしを食事されていたのですが、ここからは私の想像がかなり入るので現実どうなのか?はわかりませんが見たまま書きます。
遅くに産まれた一人息子
やっと30代後半で結婚してくれてホッとした感が伝わる。
そして素晴らしいお嫁さんをもらったことが、夫婦の屈託ない笑顔からとても嬉しい雰囲気が伝わる。
その雰囲気通り、そのお嫁さんは高齢夫婦の会話にテーブルに両手を見せ、目を見て笑顔で「うん、うん」と逐次うなずきながら聞いている。
となりの太ったバカ息子は終始スマホを弄りながら飯を食べる。
「私は仕事していませんよ」感を出しながら流れるように食事の邪魔になるお釜の蓋などをそこにあるべきだったかのようにキレイに並べる女性。
それも老夫婦の話を聞き頷きながら目を合わせたまま流れるように作業する。
食べ方も可憐で動作がキレイで、がっつく感じがまったく無く、動作がとても流線型で食事というより舞踊のような雰囲気すらある。
となりのバカ息子は終始スマホを弄りながら犬のように飯を食べる。
食べ終えた後も忙しく働く店員さんに邪魔にならないリズムで「お茶お願いします」と言える全体の空気感を読んでのフンワリした雰囲気でお願い出来る恐ろしいスキル。
お会計に立つ際も高齢の老夫婦が安心して立てるように近くに寄り添い、「必要だったら手を貸しますよ」とは言わず、さり気なく支えるポジショニングで控える。
ちょっとヨロケたところにサッと手を貸す。
そんなやり取りをしている間にあのバカ息子は店外でタバコ吸ってた!(こらっ!)
忘れ物が無いか?再度チェックして一番最後にテーブルから去る。
kuro「おいっバカ息子、本当に良い嫁もらったな―おいっ!」
ってデカい声で言ってやりたかったぜぇぇぇぇええっぇー!!!
ただテーブルを見て忘れ物をチェックして再度に立ち去ろうとした女性が
私の方を見て笑顔で会釈(ペコ)されましたっ!
見てたのバレてるー!
どんだけ視野が広いんじゃ―怖ぇよー!
良い嫁を貰ったな~と思うと同時に、あの女性にこの家庭は支配されるだろうなぁというある種の恐怖を感じてしまった。
優秀さをひけらかす訳でもなく、ただ自分を受け入れるヒトにはそのまま対応し、優秀だと判断されて恐怖の対象にしそうなヒト(私)も認識している。
どんな育ち方したらそうなるのか?教えて欲しいわ。
そして最初にパーティー編成でヒーラーとして即採用!と思った私の選球眼は間違っていると思った。
どちらかと言うとアサシン(暗殺者)だ。