暑い日が続いている。
何時もの如く、週末は喫茶店で朝イチから涼みつつも朝食を頂く。
いつも混んでいるココではあるが、喫煙側はガラガラである。
朝の清々しい夏の日差しを浴びながら、いつものブレンドコーヒを空っぽの胃に流し込む。
しかし暑い・・・朝7時だというのに暑い。
突然に思う。
「あ、洞窟行けば涼しいのでは?」
自他ともに認める地下ダンジョン大好きっ子の私は6歳でウィザードリーを攻略、その後は大体の有名3Dダンジョンゲームは制覇しており、日本に点在するダンジョン(鍾乳洞)も制覇している。
しかし一番身近にあった『石見銀山』にはあまり興味が無かった。
人口的に掘り進んだ穴はどうも味気ないのである。
強制労働する場所な気もするので私のダンジョンセンサーにはイマイチ引っかかってなかった。
気乗りしないが、とりあえず電車に飛び乗る。
うわぁ
この景色を電車から見られるだけでも向かって良かったと思わせる『圧倒的な宍道湖』が出迎えてくれる。
電車は松江からだと西に向かうので進行方向右側に乗るのがおすすめ
この景色を電車から堪能出来るだけで「あっちぃのに動いて良かった」と思う。
大田市駅から我が愛車『Boardwalk D7 2022』で自転車で向かう。
これがまずかった・・・。
相手は『銀山』である。
まぁ山です。
登り坂ばっかりやんけー!死んでまうやろー!
全身ヌレヌレになりながら、1時間チョイで到着
(太田市駅からバスが出ているのでそれに乗るのがおすすめです)
すげー
町並みが世界遺産なんでしょ?なんでしょ?
あまり詳細を調べてから出かけるのが大嫌いなので「銀山へ至る道」自体が恐ろしく昔の状態を保存しているから世界遺産なのでしょう?
低い屋根の昔ながらの日本家屋がずらーっとあります。
それにしてもヒトがあまり居ない。
夏に来るところでは無いのか?
昔の床屋さん発見!
椅子がめっちゃノスタルジックです。
本当に散髪してくれたら良いのになぁ(展示のみ)。
あー昔あったなぁ、お婆ちゃんと猫が鎮座してピクリとも動かなくて「ばーちゃん生存しているのか?」心配になるタバコ屋さん。懐かしいわぁ。
ここまで書くと石見銀山道だけだと徒歩でなんとかなるのでは?と思われるかも知れませんが、大分遠いです。
目的の穴まで物凄く長い道のりがあります。
私は愛車『Boardwalk D7 2022 kuroカスタムバージョンα』があるので苦になりませんでしたが、絶対に自転車もしくは別の交通手段が必要と思います。
道のりが長すぎて途中に休憩所があります。
ここがまた良き、マイナスイオンが充満しています(気がする)。
その横にある清流で涼む。
最高!ただ虫が多いから長袖が良いかも?
途中にお寺?神社?みたいなものがあったのですが、石段がガッタガタすぎて怖くて行かず。
メインの石見銀山の穴ですが・・・
龍源寺間歩という場所なのですが、たしかに穴があって入って涼しいのです。
ただそれだけ・・・
あまりにも「穴」なので私の琴線に触れるものは無かったですね。
ですので写真を一枚も撮ってない!フンっ
かわりに「穴といえばこんなのよー!」みたいな写真貼っておく。
高さ1mぐらいしかない鍾乳洞
四つん這いじゃないと進めないし下半身はヌレヌレでコウモリは飛び回るわライトが無いと怖くて進めないわ。
こういう穴は無いです石見銀山(あたりまえか・・・)
帰りにハヤシライスを食べて体力回復
うん、美味しいんだけどハヤシライス自体をあまり好きではなかったことを食べてから思い出す(なんで注文したん?)。
勢いで・・・オススメ!って書いてたから。観光地マジックですね。
まぁしかしこんな感じのノスタルジック家屋でご飯が食べられるだけでOKっすよ。
そしてそのまま帰宅しました・・・では無く、体力が有り余っていたので「琴ヶ浜」という鳴き砂で有名な場所で泳いでから帰りました(それは別に書こう)。
帰りの電車
昼と夕の境界
電車の中からこんな芸術的な描写が見られるだけでも「石見銀山」へ行く価値があると思います。
石見銀山は「穴」目的で行くのではなく、当時の町並みが残っている石見銀山へ至る道が素晴らしい。
そして「銀」という今で言う通貨として使われているものをどのように盗難させないように港まで運ぶか?そのための地形、その為の道だと考えながら見ると、とても面白いと思いました。
佐渡金山などは考えやすいんです。持ち逃げさせないのには島は最適です。
陸続きの石見銀山でどのように持ち逃げされないように管理されていたのか?また外部から襲撃されないようにしていたのか?
そんなことを考えながら自転車で当時の町並みを保存した道を見る。
そんな楽しみ方が出来る方なら是非とも行くべき。
あと夏はキツイかも・・・
秋とかが良いと思います。暑くて穴でも涼めないので今度は秋に行こうと思います。