庭を、夏の庭を見に行ったんです。
そう『足立美術館の庭が大嫌い。横山タイかぁぁん好き』な私は『庭』消化不良なので見事な庭が見たいなぁと思って探していたんです。
ありました。
ありました!とは偶然発見しただけで、狙って行った訳では無いのですが・・・。
まずは いつもの一畑電車で出雲へ
もう毎回言ってますが、一畑電車に乗っただけでかなりの満足度
見てくださいこの運転席!
このアナログだらけの運転席は最高にいいですね最高一畑電車。
なんか無性にガチャガチャやりたくなる衝動に駆られます。
この座席もすばらしい。
たぶん、恋人通しが見つめ合いながら「綺麗ねぇ」なんて言いながら乗る席
汗まみれのおっさん一人ですがなにか?お客さんあまり居なかったから良いですよね?
向かった場所はここです。
この堅苦しい名称の場所になにしに行ったか?と言いますと
これ!これを見に行ったのです。
ちはやふる展となっ
「猛天下 行かねばならぬ ちはやふる」 kuro
私はカードゲームが大好きなのです。
アナログゲームが本当に好きで例を挙げると去年の大晦日も友人と「人生ゲーム」で年越ししましたからね。MY人生は終わりそうですけれども!MY人生は後半に差し掛かっていますけれども!
マジックザギャザリングというカードゲームで全国大会に出場しているほどガチなヒトなのです。
これ以上語るとテーマの「庭」から外れてしまうから控えますがカルタって最古から続くカードゲームですよね。
カードゲームのちょっと狂っている感覚をウマく表現している「ちはやふる」
大好きです。
まぁこの庭を見るまでは『ちはやふる展』を楽しみにして向かったんです。
おおー
おおー!
そしてお客さんは私一人!
おもわずニヤニヤしてしまう。
これはすばらしい日本家屋の庭
30分ぐらい大の字になって寝てみたり、方杖ついて寝っ転がったり、ゴロゴロしたりしてました。
最高ですねぇーこの庭。しかもこんな庭が誰も居ない不人気の場所に存在するとは・・・
こりゃ『ちはやふる』どころじゃねーぞ!
一頻り堪能したので、もう庭不足だった私は庭満タン!庭充填完了になったのでした。
ひとしきり暴れたのでお腹が空いたんですが、この出雲文化伝承館の恐ろしさをこの後味わうことになります。
庭の奥手にそば屋と茶屋がありました。
ちょっと夏バテぎみなので、蕎麦でもちょっと重いなぁと思ってお茶屋さんに行ったんです。
おお、
おおー!
おおー!茶屋も庭がすばらしい!またもや誰も居ない。
思わず正座してしまうほどの庭
セミの鳴き声しか聞こえないほどの静かな空間
素晴らしい!素晴らしいすぎるぞー!
そして出されるお茶と菓子
なんだかここまで「和」だと本当に日本人根底に眠っているご先祖から引き継がれた血からなのか?メッセージをもらっている気がします。
「どうだ?日本、侘び寂び、和とはこうなんだ」
「言葉は無粋、感じろ」
「どんなに変わろうが変わらないものがある」
お茶にも和菓子にも手を付けず、セミの鳴き声だけを聞きながら三十分ほど正座して庭をボケーと見てました。
和とは個の美しさというより、色々なものが一つの為に一つの空間のために手と手を取り合っている姿
それが美しいんだなぁと思いました。